セックスのときに、女性が男性にする愛撫の1つとしてフェラチオがあります。一般的にはフェラと言われていますが、正直苦手だと思う女性が多いのではないでしょうか。ペニスを口に含んで舐めるのですが、尿を排出する場所でもあるのでにおいがあったり、汚れもあったりします。女性の膣でも同様のことが言えますが、女性が男性に愛撫をする機会は少ないのでいつまでも抵抗感を拭えない人もいるでしょう。
そんな人のために、今回はフェラ好きになれるように男性の心理や女性のメリット、対処法などをご紹介していきたいと思います。「フェラをしたいけどあまり気乗りしない……」「苦手意識があってしてあげられないけど、なんとか克服したい」という気持ちがある人は、ぜひチェックしてくださいね。
目次
どうして男性はフェラが好きなの？
セックスをしていると、男性から「フェラをしてほしい」と言われることが多いかと思います。慣れれば女性からすすんでフェラをする人もいますが、誰しも最初は抵抗があるものです。
女性はあまりしたくないと思っていても、男性はとにかく快感を得たいという人が多いので、舐めて欲しいといって押し切られてしまうことも度々起こります。
しかし、男性がフェラをして欲しいという心理について理解することで、女性の抵抗感も少なくなることがありますので、男性の心理で多いものを確認していきましょう。
パートナーからの愛情を感じる
男性がフェラをして欲しいという心理で一番多いものが、『愛情を感じるから』というものです。フェラはペニスを亀頭から根本まで咥えたり舐めたりするので、少なからず抵抗があるだろうというのは、男性も理解していることがほとんどです。抵抗がある行為をしてくれるということは『自分に対して愛情があるから』と感じる男性は意外と多いです。嫌いな男性のペニスは、特別な事情が無い限り舐めたくはありませんよね。
男性が愛情を感じるフェラのやり方は、『優しく舐めること』です。ペニスは男性の身体の中で最も敏感な部位なので、乱暴に舐めたり歯が当たったりしてしまうと痛みを感じてしまうことがあります。優しく舐める上でのポイントは、口を大きく開けて舌を柔らかくして舐めることと、口に含んだときに歯が当たらないように注意することです。舌先が硬いと気持ち良さよりも違和感が大きくなってしまうので、イメージとしてはソフトクリームを舐めるような感じで行いましょう。
征服している感じがたまらない
次に多いのが、征服欲を満たせるからということです。男性は女性を支配したいと心の中で思っている人が多く、支配したと感じることによって満足感を得られます。S気のある人も多いので、セックスで女性を支配下に置きたいと思っている人はフェラを好む傾向にあります。
また、フェラは男性のペニスを舐めるため、下半身に顔を埋めるかたちになり下の方に位置するので、物理的に支配欲が満たされることもあるので、男性によっても欲が満たされる基準が変わってくるでしょう。
フェラをしている最中に女性の頭をペニスに押し付けたり、自ら腰を振ったりする男性であれば、支配欲が強いと言えます。M気のある女性はS気のある男性に惹かれやすいのでピッタリですが、女性でもS気がある人はフェラの最中の扱いが気になることもあるでしょう。これはパートナーとの相性もあるので、違和感があれば男性に相談してみるのが解決への近道です。
気持ち良い
男性が射精をするために必要なのは、性的興奮と物理的快感です。フェラは膣内に挿入しなくても気持ち良さを感じられる手段ですので、女性にしてほしいと思う人が多いです。膣内と同じ感覚を得られるから好きという人と、口腔内の感覚が好きという人に分かれます。しかし膣内に挿入するときと圧倒的に違うのが、コンドームをしなくても直接粘膜の感触を味わえるという点です。膣内に挿入するときは妊娠を望まない場合は必ずコンドームが必要になってきますが、口腔内であればコンドームの装着をしなくてもできますよね。しかしパートナー以外の相手とセックスをする場合では性感染症を予防する意味でも、コンドームの使用をおすすめします。
男性がフェラを気持ち良いと感じるのは、女性のフェラのテクニックが高いという証拠でもあります。ただ舌先で舐めるだけではなく根本まで含んで吸い上げたり、手も使ってダブルで刺激したりするなどの上級者テクニックが必要になってきます。
フェラをしている姿が愛おしく感じる
女性は自身にペニスが無いので、練習をすることができずにセックスで本番を迎えることになります。慣れない行為でぎこちなくなってしまうことが女性にとっては恥ずかしく思うこともありますが、そのぎこちなさが男性の性欲をさらに掻き立てます。慣れないことを自分のために一生懸命してくれているということで、さらに興奮が高まっていってそのまま射精してしまう人もいるほど。これはフェラにあまり慣れていない女性に抱く感情なので、あまりにも慣れた様子でフェラをすると、このような気持ちは抱いてくれないかもしれません。
男性がペニスで感じる場所というのが亀頭の部分ですので、その部分を集中的に攻めていくとぎこちなさも多少は緩和されるかもしれません。気持ち良いポイントは女性にはわからないので、逐一男性の反応を確認する必要があります。男性が声を漏らしたり身体に力が入ったりしたところは間違いなく感じている場所なので、そこは忘れずに刺激していくと良いでしょう。
フェラが好きになれない女性の理由
女性でフェラが好きという人もいるかもしれませんが、ほとんどの女性が苦手意識をもっているか、できる限りしたくないと思っている人が多くを占めています。セックスでは女性は愛撫されることが多いので、あまり男性に愛撫をする機会がないので慣れていないことも1つの要因でしょう。
「自分だけがフェラに対して嫌な感情を抱いているのでは……」と思っている女性のために、ここでは女性に多いフェラが苦手な理由をご紹介していきたいと思います。
自分だけではないということを確認するだけでも気持ちが楽になりますので、あまり思いつめないようにしたいですね。
疲れる、苦しい
フェラをするときはペニスを咥えるだけでなく、口を大きく開いて喉の奥まで入れますよね。舐めるときには特に影響はありませんが、奥まで入れるとなると口を大きく開くので顎に負担がかかります。これは、顎を大きく開けたときにコキッと音がなる顎関節症の人には辛いものがあります。また、口の中の奥まで物を入れると嘔吐しそうな感覚になりますよね。これは嘔吐反射といって正常な反応なのですが、まれに舌の手前側に物が当たるだけでも気持ち悪くなってしまう人がいるので、そのような人はフェラがさらに苦しくなってしまいます。
苦しくなるほかにも、フェラの最中は常に口を大きく開いた状態ですので、口周りが疲れてきてしまいます。ペニスは敏感な場所なので、パートナーに痛みを与えず、歯が当たらないように注意もしなければなりません。口を大きく開いたままで舌を動かすとかなりきついですので、女性がフェラをするのが苦手と思ってしまう要因にもなるのです。
フェラ中の顔を見せたくない
女性でフェラが苦手と思っている人は、フェラの最中の顔をあまりみ見てほしくないと思っていることも理由として挙げられます。口を大きく開けているので、お世辞にも可愛い顔とは言えませんよね。また口や舌を突き出した際には顎が出て口周りの形が変わってきてしまうので、さらに抵抗があります。パートナーのペニスが大きい場合はさらに大きく口を開かなければなりません。
フェラ中の顔を見られたくないから苦手と思っている人は、男性をベッドの縁や椅子に座ってもらった状態でのフェラをおすすめします。
ベッドに横になった状態でフェラをすると男性側から顔が見えてしまいますので、女性が見てほしくない顔を見せることになります。しかし座った状態でフェラをすると、男性の顔が上にきて女性の顔が下になります。下側から舐めるとうつむいた状態になるので、顔があまり見えなくなるのでおすすめです。顔は下を向いた状態でさらに男性側に頭を近づけるようにすると舐めているところがほとんど見えなくなります。男性からすると舐めているところを見たいという人は物足りなくなるかもしれませんが、どうしても顔を見られたくない場合はこのような対処をしてもいいでしょう。
清潔じゃない
フェラをするのが嫌だと思っている女性で多いのが、ペニス自体が清潔ではないからという理由ではないでしょうか。ペニスは生殖器であると同時に排泄器官でもあります。女性のように膣と尿道が別になっていればいいですが、男性の場合は尿が出る場所と精液が出る場所は同じなので、「フェラをすると尿を舐めているのと同じなのでは……」と思ってしまって抵抗があるかもしれません。また、仮性包茎の人は恥垢（ちこう）も溜まりやすく、舐めている最中に口に入ってくるのも良い気はしないですよね。
このような場合の対処法として、普段から男性に念入りに洗ってもらうか、入浴してからフェラを始めようにするといいでしょう。綺麗に洗えば臭いも恥垢も落としきれるので、フェラもしやすくなります。
しかし、清潔にしてあるにも関わらず苦手という人は、舐めている最中に出てくる前立腺液（我慢汁と呼ばれているもの）の味やねっとりした感触が気持ち悪いと感じるからなのではないでしょうか。これは男性が興奮すると出てくるものなので止めることはできませんが、どうしても気になるようならフェラをしている最中にティッシュで拭き取るなどの対策を行ってください。
精液を飲まされるのが嫌
フェラは男性からすると膣内に挿入しているときと同等か、それ以上に快感を得られる行為になります。コンドームをしていない場合は突き抜けるような快感が癖になる人も多いです。そのため、うまく絶頂感をコントロールできないとフェラの最中に射精してしまい、女性の口の中に出してしまうことになります。口の中に出されると精子の味や臭いがしますが、この味や臭いが苦手という女性は本当に多いです。
よく例えられるのが「栗の花のにおい」「ハイターのような化学物質のにおい」と言われることが多いですが、そのような臭いや味が口の中に広がると不快感が高まりますよね。
男性は気持ち良さが高まりすぎると、口の中に精液を出したいという衝動に駆られることがあり、いわゆる口内射精してしまう人も多いです。口内射精をしてほしくないからフェラをしたくないという人は、男性の快感をうまくコントロールしてあげれば良いので、相手の反応やペニスの状態を確認しながら行い、射精の際は膣内で行ってもらうように上手に誘導すると良いでしょう。
フェラをするメリット
「フェラはできる限りしたくない」「相手から求められればフェラをするが、なるべく自分からはしないようにしている」という人は、まだフェラに対するマイナスなイメージがあるからでしょう。フェラはうまく利用すれば男性のセックスの満足度を上げることができ、良い雰囲気のまま終えることができます。
また、フェラは男性に快感を与えるほかにも、女性にもメリットがいくつかあります。どのようなメリットがあるのかご紹介していきたいと思いますので、フェラに苦手意識があって悩んでいる人はぜひチェックしてくださいね。
パートナーを興奮させることができる
「愛している女性が自分のペニスを舐めたり咥えたりしている」といった状況だけでも、男性の興奮はかなり高まっていきます。男性が射精するために必要な要素は「性的興奮」と「物理的刺激」なのですが、フェラはこのどちらもすぐに満たすことができます。女性がフェラに慣れていなくて動きがぎこちなくなっても、「慣れない行為を一生懸命してくれている」といった状況が興奮材料になります。
さらに視覚的に興奮させるためには、フェラの最中に上目遣いで男性を見上げてみてください。ペニスを舐めながら見つめると男性は、自分のペニスを舐めている女性と目が合ったということでかなり興奮します。また、見つめながら音をたてて舐めるのも効果的です。吸い上げるときの音やいやらしく舐めるときのピチャピチャという音も、男性をさらに興奮させます。
自分の愛情をパートナーに伝えることができる
セックスでは主に男性主導の場合、女性が男性に愛撫をする機会は少ないですよね。受け身になってしまうと、セックスにおいて、自分の愛情をどのように伝えればいいのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。そのようなときは男性にフェラをしてあげるのがとても効果的です。男性も『フェラをしてくれる＝愛情表現』と思っている人も多く、女性が自分からフェラをしてくれたらかなり嬉しく思います。
フェラを自分からするときのポイントは、自然な流れでフェラに持ち込むことです。男性が女性に愛撫をしている最中に、急に女性がフェラをしだすと流れが遮られて不自然になります。あくまでも雰囲気を壊さないようにすることが、男性の興奮をさらに高めるポイントです。まずは手で触ることから始めて、舌先で軽くなめてからペニスを咥えてフェラをするようにしましょう。
良いムードを作れる
フェラはセックスの最中に始めてもいいですし、セックスが始まる前にしてもいいです。セックスが始まる前にフェラをすると、男性が不意を突かれて感じやすくなっているほか、驚きと興奮を同時に与えることができます。女性が主導権を握ることもでき、良いムードを作るのに役立ってくれるでしょう。
いきなりペニスを舐めるのではなく、まずは手で優しく陰茎や睾丸を触って、感度を高めていってください。男性が興奮してくるとペニスが勃起してくるので、勃起したら少しずつ舐めていきましょう。一番敏感な部分でもある亀頭は焦らしてから舐めるとより効果的なので、まずは陰茎に刺激を与えていきましょう。手で優しく上下に動かしたり、握りしめて動かしたりすると良いですね。
完全に勃起したら亀頭を指で触りつつ、舌先で舐めていってください。この時点で前立腺液が出てくることがほとんどですので、気になる人はティッシュなどで拭いてください。亀頭は咥えてから円を描くようにして舐めると、男性よりが感じやすくなるのでおすすめです。
「フェラ苦手」を改善する！今日からできる対処法
女性は「フェラが苦手なのでできる限りしたくない……」という人が多いです。しかし、男性のフェラをしてほしい心理とメリットをご紹介したので、やってみようという気持ちになった人もいるかと思います。できることであれば、愛するパートナーが喜んでくれることはしてあげたいですよね。苦手意識を持つこと無くフェラができれば、男性も気持ち良くなって満足感を得られますし、女性も感じている男性を見られて嬉しく思いますので、お互いにメリットが多いです。
ここでは、「フェラ苦手」を改善できる対処法をご紹介していきます。どれもすぐに実行できるものですので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。
一緒にお風呂に入って丁寧に洗う
「清潔感が無いから苦手」という人は、男性と一緒にお風呂に入ってペニスを洗ってあげると良いでしょう。男性がしっかり洗ったといっても、女性が洗っているところを見ていなければ抵抗がある人も少なからずいますが、一緒にお風呂に入ることでその問題は解決できます。女性が洗ってあげるときのポイントは、ボディソープをしっかりと泡立てて優しく洗って上げることです。泡立てないとボディソープが尿道から入ってしまい、痛みを伴ってしまうことがあります。また、泡立てることでお風呂の中で手コキを楽しむこともできます。
洗っているときに先にフェラを始めてしまっても、男性が喜ぶので特に問題はありません。しっかりと泡を洗い流したあとに、陰茎部分を舐めると徐々に勃起していくので、固くなってきたら亀頭部分を攻めていきましょう。お風呂でのフェラは音が反響しやすいので、唾液や舐めるときの音がより強調して聞こえます。男性も女性も興奮できてセックス前のムードを盛り上げる材料としても最適なので、お風呂で洗い終わった後からフェラを始めてみてくださいね。
お酒の力を借りる
フェラをする前の男性のペニスはお風呂で洗うと臭いと汚れは取れて清潔な状態になりますが、フェラという行為自体が苦手な人は、お酒の力を借りてフェラをするのも1つの対策です。夜にパートナーと自宅で飲んでいるときに、セックスの雰囲気になることも多いかと思います。その勢いでフェラができてしまうことがありますので、まずは楽しくお酒を飲むところから始めていきましょう。
泥酔してしまうほど飲んでしまっては何も覚えていられませんし、フェラをするということ自体もできなくなってしまうので、気分が上がってくるぐらいの適量を飲むようにしてください。お酒を飲んで良い雰囲気になってきたら、パートナーの股間を触って焦らすことでセックスの雰囲気にしていきます。ある程度焦らして男性が我慢できなくなったら、直接触ってフェラにもち込んでいってくださいね。
フレーバー付きのローションを使ってみる
フェラは自分の唾液と男性の前立腺液の味しかしないので、その味が苦手だという人が多いかと思います。唾液は味がしないですが、前立腺液は人によっては少し塩っぽい味がするのと、ねばねばした感触なので敬遠されている理由になります。そのようなときは、フレーバー付きのローションを使ってみるのがいいでしょう。
ローションにはさまざまな種類が販売されていて、なかでもフレーバー付きのローションは女性に人気のアイテムです。女性が男性に愛撫をしやすいように手助けしてくれるアイテムで、味が付いているので美味しいものが多く、愛撫が苦手な女性もやりやすくなります。特にチョコレートやフルーツ系のフレーバーの物が人気で、ローションの感触はありますが味があるだけでかなり変わってきます。男性のペニスをそのまま舐めるのに抵抗がある人は、フレーバー付きのローションを使うと変化が生まれるので、今よりももっとやりやすくなることでしょう。
手コキと並行して行う
フェラは舐めるだけでなく口に含んで奥まで咥えるので、嘔吐反射が強い人は辛いものがあるでしょう。男性は手ではなく舌や口を使って舐めてほしいと思っているので、できることなら舐めてあげたいもの。そういうときは、手コキも使ってフェラをしていくのがおすすめです。手コキをすれば陰茎に刺激がいき、あとは亀頭を舐めるだけで快感が得られます。
まずは勃起していない状態（すでに勃起状態でも問題ありません）で、陰茎に手を添えて上下に動かしていきましょう。ある程度時間が経つと固くなってくるので、陰茎を触りながら亀頭部分を舌先で舐めてみてください。手コキをしながらフェラをすると喉の奥まで咥える必要がないので、苦しさも軽減できます。苦しさが苦手な人はこの方法でフェラをしてみてください。
まとめ：フェラを上手に取り入れてラブラブエッチを楽しもう
今回は、フェラが苦手な女性のために、男性の心理とフェラをするメリット、苦手意識が無くなる対処法をご紹介しました。男性は女性にフェラをしてもらうと愛情を感じるといった人が多く、気持ち良さも感じるためにしてほしいと思うものです。また、女性を支配したいといった征服欲も満たされるので、フェラをしてほしいと直接言うこともあります。
しかしフェラが苦手な女性が多いのも事実。一緒にお風呂に入って洗ったり、フレーバー付きのローションを使ったりなどの対策をすることで、フェラに対する苦手意識を減らすことができます。お互いに愛情表現をして、満足のできるセックスをしていきましょう。
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