性行為の魅力といえば「オーガズム」ですよね。セックスでもオナニーでも、興奮が限界まで高まったときに達する絶頂には、格別の快感があります。もしそんなオーガズムに、何度でも達することができたらどうでしょう。実は、女性は工夫さえすれば、連続でオーガズムに達することができるのです。この「連続イキ(Multiple Orgasm)」の快感には、通常の単発イキ(Single Orgasm)を遥かに上回る快感があります。しかも、こういった連続イキは女性ならではの特権で、男性にはまず不可能なことなのです。

女の子だけが楽しむことができる連続イキは、基本的にはイッた後も性器への刺激を続ければ達することが可能です。しかし、連続イキは複数回オーガズムに達することから、通常のオナニーよりも大幅に体力を消耗して疲れてしまいます。また、刺激する性感帯によっては連続イキが難しいこともあるので、どこをどんなふうに刺激するのかといった、細かなテクニックを磨くことも重要です。ムードづくりやリラックスといった、精神的なケアも欠かせません。そこで本記事では、誰もが憧れる連続イキの特徴やテクニックについて詳しく解説します。

連続イキとは

「連続イキ(Multiple Orgasm)」とは、一度の性行為で複数回オーガズムに達することです。セックスやオナニーでは、一度でもオーガズムに到達したら、満足してそれ以上の快感は求めないことがほとんど。そもそも、一度もオーガズムに達することなく、セッションが終了するということも少なくありませんよね。もしオーガズムに達した場合でも、女性の絶頂は通常10秒~20秒くらいで終息するので、それ以降再び絶頂が訪れることは基本的にはありません。しかし、今回ご紹介する連続イキでは、快感が頂上まで登り詰めるような絶頂を、もっと長く堪能し続けることができるのです。

実は、この連続イキは男性にはほぼ不可能です。精液を小出しにしながら、複数回オーガズムに達するように見せかけることは可能ですが、完全にオーガズムに達した後にもう一度イクことはできません。ただし、何らかの理由で「プロラクチン」がほとんど分泌されない場合は、男性でも連続イキが可能なことがあるようです。また、前立腺を刺激することで得られるオーガズムは、女性の絶頂に近いため訓練次第で連続イキができます。いずれにせよ、女性のオーガズムと男性の射精は構造上の決定的な違いがあるため、連続イキは基本的には女性だけのものなのです。

連続イキのキーポイントは、なぜ女性には連続イキができて、男性には無理なのかという点です。実は、クリトリスやペニスといった「海綿体組織」によるオーガズムでは、プロラクチンというホルモンが大量に分泌されます。プロラクチンの主な目的は勃起状態を解消して、肉体と精神を冷静な状態に戻すことです。この時期は「不応期」と呼ばれ、性的欲求が急速に減退していきます。つまり、ペニスで連続イキするのは物理的に極めて困難だということなのですが、クリトリスは少し違っているようです。

ペニスでの不応期はどれだけ短くても数分で、長い場合は1日以上に及ぶこともあります。しかし、クリトリスの不応期はわずか1分~2分ということも、珍しくないようです。しかも、女性には膣内の性感帯、特にGスポットと呼ばれるものもあります。それぞれの性感帯については後ほど改めて解説しますが、膣内の性感帯で達するオーガズムは、クリトリスで達するものとは異なることがポイント。膣内で達するいわゆる「中イキ」では、プロラクチンの分泌量はそれほど高まらず、比較的連続オーガズムに達しやすいようなのです。これらの点を踏まえたうえで、女の子だけが味わえる連続イキについて、さらに詳しく掘り下げていきましょう。

連続イキの快感

多くの女性が憧れる連続オーガズムですが、具体的にどのような感覚で、どれくらい気持ちいいものなのでしょうか。そもそも連続イキは、連続でオーガズムを感じることですが、その定義について確認しておきましょう。一般的には、ひとつの性行為セッションで、連続してオーガズムに達することだと定義されているようです。そのため、休みなしに何度もオーガズムに達することだけが、連続イキの定義だというわけではありません。そのため、ペニスの挿入時に何度も中イキするというのも、連続イキの一種だといえます。

連続イキの快感は、オーガズムで達する場所によって異なりますが、普段のオーガズムを複数回楽しめるというものです。実は、連続イキだからといって、オーガズムの種類が変わるわけではありません。例えば、クリトリスでのオーガズムとGスポットのオーガズムでは、気持ちよさや絶頂の持続時間が異なるので、全く違った快感となります。しかし、連続イキはあくまでクリトリスやGスポットのオーガズムが、複数回訪れるということなので、オーガズムの快感自体が別物になるというわけではありません。

連続イキでどのような快感を得られるかついては、オーガズムの感じ方自体に個人差があるため人それぞれです。ただし、1回目のオーガズムよりも2回目の方が、より強い快感を得られる可能性は大いにあります。なぜなら、1回目のオーガズムの段階ですでに、性感帯の感度が飛躍的に高まっているからです。そのため、1回目よりも2回目のときの方が、より短時間でしかも強いオーガズムを得られる傾向があります。また、最初にクリトリスでオーガズムに達してからGスポットでイクと、よりバリエーションに飛んだ連続オーガズムを味わえるかもしれませんね。

連続イキはかなり疲れる?

連続オーガズムは非常に疲れます。これには体力を消耗するためという理由もありますが、プロラクチンの影響も大きいでしょう。しかし、どちらも連続イキで疲れる原因としては、とても重要な要素です。男性のオーガズムが疲労をともなうというのは有名な話ですが、女性のオーガズムは決して疲れないわけではありません。カロリー消費数に関していえば、女性はセックスのときに1分あたり約3キロカロリー、1時間に換算すれば180キロカロリーの消費となります。

1時間180キロカロリーというのは、たいしたことがないように思えるかもしれませんが、これを運動強度(METS)に換算すれば約6.0METSになります。6.0METSの運動は軽めのジョギングやサイクリングに相当するので、明らかに体力を消耗することが分かりますよね。ただ、このカロリー消費量は通常のセックスの場合です。もしこれが連続イキで何回もオーガズムに達した場合だと、これよりも大幅にカロリー消費量が増えるのは間違いありません。

また、オーガズムによるプロラクチンの分泌も、連続イキした後の疲労感に大きく影響すると考えられます。プロラクチンは男性にいわゆる「賢者タイム」をもたらすホルモンとして有名です。男性が射精するとプロラクチンが大量に分泌されて、性的な興奮や欲望が一気に失われます。それと同時にプロラクチンは精神的に落ち着いた状態にしたり、疲労感を与えたりする作用もあるのです。このプロラクチンは男性ほどではありませんが、女性のオーガズムでも分泌されるので、連続オーガズムのときは特に疲れやすくなるのでしょう。

連続イキしやすい性感帯

連続イキでは、オーガズムによる最高の快感を複数回味わい続けるので、とても魅力的なテクニックです。一度オーガズムに達した後に、もう一度その興奮を味わうことができます。しかも、一度目よりも強い快感を味わえることが多いので、まさに最高のオーガズムだと言えるでしょう。ただし、中イキはどんな性感帯でもできるわけではなく、可能な場所であってもテクニックが必要になります。女性が連続しやすい性感帯としては、次の3つの器官が有名です。

  • クリトリス
  • Gスポット
  • ポルチオ

クリトリスはかなり連続イキしづらい性感帯ですが、コツをつかめば不可能なわけではありません。ただし、クリトリスの連続イキは、人によってはそれほど気持ちいいものではない場合もあります。Gスポットやポルチオはいずれも膣内の性感帯ですが、これらはクリトリスよりも連続イキしやすいことが特徴です。一方で、膣内の性感帯はいずれもイクこと自体が難しいので、まずは開発をしっかり行ってから、連続イキを目指すようにする必要があります。

クリトリス

クリトリスは女性の最も主要な性感帯です。ほとんどの女性は、オーガズムに達するためにここを刺激する必要があります。クリトリスというとヴァギナの上部にある突起をイメージするかもしれませんが、実はここは陰核亀頭というクリトリスのごく一部にしか過ぎません。ほとんどは体内に埋もれていて、ヴァギナの性感帯とも繋がっていると言われています。Gスポットやポルチオでイクためにも、ほとんどはクリトリスを刺激する必要があるほど、クリトリスは女性にとって欠かせない器官なのです。

クリトリスでオーガズムに達することを外イキと言いますが、実は外イキの連続オーガズムはかなり難しくなります。なぜなら、クリトリスのオーガズムの特性は、冒頭で解説したようにペニスとよく似ているからです。ペニスが絶頂に達すると、プロラクチンというホルモンが大量に分泌されますが、クリトリスでも量は少ないものの分泌されます。それは、クリトリスとペニスはどちらも、海綿体からなる性感帯だからです。クリトリスとペニスの起源は同じで、性的に興奮すると勃起して包皮が向ける点も同じ。だからこそ、オーガズムに対する反応もよく似ているのです。

とはいえ、ペニスでの連続オーガズムはほぼ不可能なのに対し、クリトリスの場合はコツをつかめば可能です。クリトリスの不応期つまり性的刺激に反応しない時間は、わずか1分~2分くらいだと考えられています。つまり、クリトリスで一度イッた後も、数分ほど待てばまたイクことができるということです。クリトリスの連続イキのやり方はとても簡単で、一度イッた後も同じように刺激し続けるだけ。しかし、クリトリスの場合は、絶頂直後に引き続き刺激すると、快感ではなく不快感が出てしまうことがあるので要注意。

これは実際に試してみれば分かりますが、クリトリスで絶頂に達した後もクリトリスを刺激し続けると、あまり気持ちよくない場合があるでしょう。もし快感を得られるなら、クリトリスでの連続イキに向いている体質だと言えます。しかし、一般的には前述したプロラクチンの影響で、数分間くらいは性的刺激に反応しないことがほとんどです。プロラクチンを無視して快感を得ることは不可能なので、一度目のオーガズムの後は数分間待ってから連続イキを目指すか、中イキへ移行する方が良いでしょう。

Gスポット

Gスポットはクリトリスと並ぶ、女性の最も有名な性感帯のひとつです。そもそもGスポットとはErnst Gräfenbergが発見した性感帯で、クリトリスとは全く違った快感を得られることが特徴。膣の入り口から5cmほど入ったところのお腹側に広がっている性感帯ですが、人によって場所や感度に個人差があることが重要です。特に感度については、元々感じられる人とそうでない人の差が非常に大きく、ほとんどの場合は開発によって感度を高める必要があります。

Gスポットは今回ご紹介する性感帯の中では、最も連続イキしやすいポイントです。しかも、快感はクリトリスの場合よりも、大幅に強くなります。クリトリスが鋭くて短い絶頂であるのに対し、Gスポットは深くて長いエクスタシーを味わえることが特徴です。連続オーガズムの場合はGスポットの感度も高い状態になるので、より強烈な快感を味わえるかもしれません。ただし、Gスポットは元々感じにくい性感帯なので、連続イキを目指す前に、まず通常どおりイケるようになっておく必要があります。

Gスポットはプロラクチンの影響を受けづらいので、基本的にはGスポットでイッた後も、引き続き刺激し続けるようにすることが重要です。ただし、Gスポットを指で刺激し続けている場合は、指が疲れて動かしづらくなってしまうかもしれません。特にオーガズムが近づくと力が入ってくるため、二度目はうまく刺激するのが難しいことも。そこで、Gスポットで連続オーガズムを目指すためには、できるだけバイブレーターを使うようにする方がおすすめです。バイブを入れっぱなしにしておくと、自然と連続イキしやすくなるでしょう。

ポルチオ

ポルチオ性感帯は、膣の一番奥に存在する「子宮頸部」という部分に、存在すると考えられているスポットです。ポルチオは子宮の一部で、子宮下部についていて、異物が子宮内へ侵入するのを防いでいます。ポルチオはGスポットとは違って背中側に位置しており、鼻のようなもしくはタコの口のような、丸みを帯びた独特の形をしていることが特徴です。このポルチオでのオーガズムは、Gスポットと似ているオーガズムですが、より深くて全身が性感帯になるようなエクスタシーを得られます。

ポルチオ(Cスポット)も比較的連続イキしやすい性感帯なのですが、Gスポット以上に個人差が大きいので注意が必要です。そもそもポルチオが性感帯かどうかについては議論があり、必ずしもここでオーガズムに達することができるとは限りません。その点については後ほど詳しく解説しますが、ここではポルチオが感じるという前提で、刺激の仕方について見ていきましょう。ポルチオで連続オーガズムに達するコツは、一度イッた後も刺激を止めずに継続することです。

ポルチオでもGスポットと同じくプロラクチンが増えにくいので、性的興奮が下がらない状態で刺激を継続することができます。そのままポルチオに、セックストイやペニスを押し込むというリズムをテンポ良く繰り返していくと、再びオーガズムが近づいてくるでしょう。ポルチオでの連続オーガズムは、他よりも快感が高まりやすいと言われています。しかも、ポルチオでのオーガズムが元々長時間続きやすいので、何度もイキ続けることができるかもしれませんよ。

ポルチオでオルガズムを感じる女性は少ない

ポルチオでの連続オーガズムは、今回ご紹介したテクニックの中でも、やりやすさや快感の観点から最も効果的なテクニックです。しかし、それはポルチオで通常のオーガズムに、問題なく達することができる場合に限ります。実際のところは、そもそもポルチオでオーガズムに達することは、難しいことがほとんどです。多くの女性はポルチオで感じることができず、Gスポットよりさらに難しいと言われています。

そのため、ポルチオでの連続オーガズムを目指すためには、まずポルチオの開発を行っておく必要があります。ポルチオの開発についての詳細は割愛しますが、オナニーで開発する場合はセックストイが必須です。特にディルドはポルチオ開発に最適なので、ぜひ準備しておくことをおすすめします。それから、ディルドを膣奥まで挿入して、子宮頸部を優しく押したり振動させたりする動作を繰り返すと、開発することができるでしょう。

セックスやオナニーで簡単に連続イキする方法

セックスやオナニーで連続イキするためには、基本的には一度オーガズムに達した後も、刺激を続けることで再度オーガズムを感じることができます。ただし、刺激する部分や雰囲気、精神状態などによっては、なかなか連続イキできないことがあるかもしれません。そこで、連続オーガズムを目指す際は、次の4つのポイントを意識してチャレンジしてみましょう。

  • 前戯や愛撫を丁寧に行っておく
  • オーガズム後も必ず刺激を続ける
  • Gスポットやポルチオの開発をする
  • 恥ずかしさやプレッシャーを乗り越える

どの性感帯で連続イキを目指すにせよ、オーガズムに達するためには、性感帯の感度を充分に高めておく必要があります。そのため、事前の愛撫や前戯は必須です。特に、クリトリスは膣内の性感帯にも影響するため、しつこいくらい愛撫しておいても損はありません。また、Gスポットやポルチオの開発や、リラックスなど精神面のケアも欠かせないポイントです。

前戯や愛撫を丁寧に行う

性感帯をしっかり愛撫して慣らしておかなければ、連続イキを達成することはまず不可能です。そのため、セックスで連続オーガズムを目指すのであれば彼にしっかり前戯してもらい、オナニーでやるのであれば自分で丁寧に愛撫するようにしましょう。なぜなら、連続イキを成功させるためには、性感帯の感度が極限まで高まっている必要があるからです。性行為で気持ちよくなるのは、性感帯の神経系への刺激が脳へ伝わって快感へ変換されるのですが、そのためには血流の働きが欠かせません。

神経が外部からの刺激を活発に感じ取るためには、体温が高くて血流も良くなっている必要があります。身体が寒くて凍えているときは、血流も悪化しているので感覚も鈍くなってしまいますよね。性感帯でも同じで、例えばクリトリスへの血流が良くないと、クリトリスは刺激に対して鈍感です。そこへ丁寧な愛撫を加えてあげると、次第にクリトリスの血流が良くなって充血し、神経の働きも活発化します。これは、膣内の性感帯についても全く同じことなので、極めて重要なポイントです。

また、膣内の性感帯で連続イキを目指す場合でも、クリトリスへの刺激は必ず行うようにしてください。クリトリスへの刺激なくして、中イキはあり得ません。ごくまれにGスポットやポルチオだけ刺激してもイケる人はいますが、ほとんどの人はクリトリスへの刺激も必要とします。これはおそらく、クリトリスが膣内の性感帯とも、密接に関係しているからでしょう。理想としては、一度クリトリスでイッてから、膣内でのオーガズムを目指すことです。そのためにも、クリトリスへの愛撫は確実に行いましょう。

オルガズムを感じた後も刺激を続ける

連続オーガズムを達成するためには、一度絶頂に達した後も引き続き刺激を続けて、二度目以降のオーガズムを目指す必要があります。基本的には一度イッた後も間髪を入れず、すぐに刺激を再開する方が良いでしょう。なぜなら、時間を空けると興奮状態から平常心に戻り始めて、性感帯の充血が解かれてしまうからです。こうなると、また最初から愛撫などをやり直す必要があるので、連続オーガズムではなくなってしまいます。

ただし、クリトリスで連続イキを目指す場合は、一度目の絶頂後に刺激を続けるのが難しいこともあります。前述したように、クリトリスやペニスのような海綿体組織でオーガズムに達した際は、プロラクチンが分泌されるからです。これは個人差が大きいところですが、もしクリイキ後に強い疲労感や興奮の冷めを感じる場合は、プロラクチンの影響を受けやすい体質かもしれません。この場合は、クリトリスを継続刺激しても不快感が出ることが多いので、クリトリスへの連続イキは難しそうです。Gスポットやポルチオでの、連続中イキの方を目指す方が良いでしょう。

Gスポットやポルチオ性感帯は、一度イッた後も比較的刺激を続けやすくなります。プロラクチンの影響も少なく、そもそも膣内の性感帯のオーガズムは、クリトリスよりも長続きしやすいからです。ただし、男性のペニスで連続イキしたい場合は、連続イキの前に彼が射精してしまわないか心配ですよね。ペニスでの連続イキは基本的に不可能なので、もし彼が先にイッたらそのセッションは諦めるしかありません。

セックスで中イキを目指す際は、お互いの相性やコンビネーションが重要になります。彼がイカないように加減しながら一度イカせてもらい、さらに二度目のオーガズムに向かって続けてもらうというのは、男性側にかなりのテクニックが必要です。また、女性側でも二度目のオーガズムは早めに迎える必要があるので、精神的な面でも最適な状態を作れるようなテクニックが求められます。もしペニスでの連続イキが難しい場合は、一度彼にクリトリスでイカせてもらってから、挿入して本番のセックスでの中イキを目指すというもの良いかもしれません。

中イキの開発をする

前述したように、クリトリスで一度オーガズムに達すると、プロラクチンの影響で少なくとも数分間は、クリトリスが性的刺激に反応しなくなります。そのときに無理にペニスを刺激しようとしても、なかなかオーガズムは近付きません。それから数分経過すればまたクリトリスが反応するようになりますが、すでに性的興奮が冷め始めていることもあります。そのため、クリトリスでの連続イキはかなり難易度が高いので、膣内の性感帯での連続オーガズムを目指す方がベターです。

しかし、Gスポットやポルチオといった性感帯を使う場合は、まずそこで中イキできる必要があります。つまり、あらかじめ膣内の性感帯をしっかり開発しておいて、そこで思いどおりに中イキできるようになっておく必要があるということ。つまり膣内の性感帯の開発がカギになるのです。性感帯の開発は、そこを頻繁に刺激して慣らしていき、神経系を活性化させることで行います。

セックスとオナニーどちらの方法でも行えますが、基本的にはオナニーの方が自分の思いどおりに開発できるのでおすすめです。Gスポットバイブやディルドを使えば効率的に開発できますよ。Gスポットやポルチオでのオーガズムは、様々な点でクリトリスでの絶頂とは異なります。特に、快感がより深くて長続きする点は、連続オーガズムにうってつけだと言えるでしょう。膣内の性感帯でイケるようになったら、オーガズム後もどんどん刺激を続けて、そのまま二度目の絶頂を目指せるようになります。

恥ずかしいと思わない

連続イキを狙うときに大きな障害になるのが羞恥心です。羞恥心があると、いざオーガズムが近づいてきたときに、「オーガズムなんて恥ずかしい……」「おかしくなってしまったらどうしよう……」「誰かに聞かれないかな……」という恥ずかしさや不安が出てきます。こういった感情はいわばストレスになるので、オーガズムに達することを阻害してしまうことに。なぜなら、ストレスは神経を高ぶらせて、自律神経や筋肉などを緊張させてしまうからです。

オーガズムに達するためには、内臓の働きや体温などを調整する自律神経や、性器まわりの筋肉などの組織が、緊張と弛緩の絶妙なバランスを保っている必要があります。しかし、精神的に余計な不安感や心配事があると、その均衡が崩れて身体が硬くなり、オーガズムが遠ざかってしまうのです。連続イキを達成するためには、後述するように雰囲気づくりをしっかり行って、快感に身を委ねられるようにする必要があります。連続イキを目指すためには、こういった精神面での開発も重要になりそうです。

連続イキしたい時に意識すること

連続イキするためには、性感帯の開発や愛撫をしっかり行って、快感を得られるようにしておくことが大切です。それと同時に、恥ずかしさを乗り越えて快感に身を任せられるように、精神面でのケアを行うこともコツになります。ここでは、こういったメンタル的な観点から、どのようにすれば連続オーガズムに達しやすくなるかについて見ていきましょう。

  • 環境やムードをしっかりつくる
  • リラックスした気分で刺激する

上記2点は、連続オーガズムのために最も重要な、メンタル面でのセッティングになります。女性にとって、セックスやオナニーの雰囲気は、性行為そのものよりも重要かもしれません。そうした雰囲気づくりがしっかりしていると、リラックスした気分で連続イキに達しやすくなるでしょう。これらのポイントについて、重要なポイントを分かりやすく解説します。

環境、ムード作り

先ほども解説したように、連続イキを達成するためにはテクニックもさることながら、メンタル面でのケアも欠かせません。なぜなら、女性がオーガズムを感じるためには、雰囲気や精神状態が重要な要素になるからです。特に、快感に集中して身を任せることができるか、余計な心配をする必要がないかといった点は、オーガズムに大きな影響を与えます。例えば、いつ他人が入ってくるか分からなかったり、騒音がうるさかったりする場所では、オーガズムに達することはまず不可能でしょう。

そのため、セックスやオナニーは自室で行ってドアにはしっかり鍵をかけて、自分ひとりもしくはパートナーとのプライベート空間をつくりましょう。そのうえで部屋を少し暗くして落ち着けるムードを作ったり、好きな音楽を掛けたりすると、周囲の環境を気にすることなく快感に集中できる環境ができます。こうした雰囲気づくりがしっかりできていれば、興奮を高めやすくなりますし、連続オーガズムにも達しやすくなるでしょう。

雰囲気づくりができた後は、ムードをどうやって演出するかも重要です。例えば、クリトリスでイキたいからといって、ただクリトリスをガシャガシャとひたすら刺激しても、ちっとも気持ちよくなれませんよね。女性は物理的な刺激よりも、精神的な興奮で性的快感を感じます。オナニーのときはエッチなビデオやマンガ、好きな妄想などで興奮を高めるのがコツです。彼とのセックスで連続イキを目指すなら、エッチな会話や焦らしプレイ、濃厚なキスや前戯などで、うまく興奮を高めていくようにしましょう。一度イッた後に彼にいやらしく言葉攻めをしてもらうと、より連続イキしやすくなるかもしれません。

焦らない

連続オーガズムに焦りは禁物です。連続イキへの意欲を強くもつことは重要ですが、それがプレッシャーに変わってしまっては、イケるものもイケなくなってしまいます。オーガズムに達しなければ、早くイカなければと思うと、それが精神的な重圧となって、ストレスになってしまうのです。こうした焦りは先ほどの羞恥心と同じように、オーガズムへの到達を阻害してしまいます。焦れば焦るほど逆効果になって、オーガズムがどんどん遠ざかってしまいます。

特に焦りを感じやすいのは、オナニーではなくセックスのときです。イクのが遅くなると彼に悪いような感じがして、早くイキたいと思うことがあるかもしれません。しかし、そうした思いは身体を緊張させて、オーガズムを遠ざけてしまいます。まずは今の快感にしっかり集中して、着実に快感を高めていくことです。連続イキを強く追い求めすぎるのではなく、まずは最初のオーガズムへの到達を目指すことが大切。性感帯の開発がしっかりできていれば、連続イキも成功させることができるでしょう。

まとめ

今回は、誰もが憧れる連続イキの特徴やテクニックについて、詳細を解説しました。連続イキは、セックスやオナニーの絶頂に何度も到達することができるという、非常に魅力的なオーガズムです。しかし、刺激する場所や性感帯の感度によっては、連続オーガズムはかなり難しいこともあります。特に、クリトリスでの連続イキは難しいため、Gスポットやポルチオで目指すことが重要になります。

いずれの性感帯でのオーガズムを目指す場合でも、オーガズムに達した後も継続して、性感帯への刺激を続けることが重要です。ただし、Gスポットやポルチオはオーガズムを得るのが難しいので、事前にしっかり開発しておくことが欠かせません。また、愛撫や前戯を丁寧に行って興奮を高めておくことや、リラックスした雰囲気で快感に集中できるようなムードづくりも重要です。連続イキで究極のエクスタシーを楽しみましょう。