愛する彼と一緒に海外旅行に行くとき、旅行先でもできるだけ熱く濃厚なセックスをしたいですよね。特に、ハネムーンならなおさらのことでしょう。そんなときに心強い味方になってくれるのがセックストイ。しかし、セックストイは海外へも自由に持ち込むことができるのでしょうか。実は、一部の国では様々な理由から、セックストイの持ち込みが制限されていることがあります。愛を深めるために使うグッズが没収……なんてことになったらイヤですよね。しかも、一部の地域では没収どころか、もっと面倒なことになってしまうことも……。
だからといって、セックストイを隠してこっそり持ち込もうとすることや、検疫でグッズの保有が判明したときにごまかそうとすることはNG。事前に旅行先の検疫システムを調べたうえで、対策を行ってグッズを持ち込む、もしくは諦めるかを慎重に検討する必要があります。また、現地のシステムでは持ち込むことが可能でも、飛行機への搭乗手続きの際の保安検査で引っ掛かるとダメなので、荷造りの方法なども重要です。そこで本記事では、海外旅行時のセックストイの取り扱いについて、特に重要なポイントを詳しく解説します。
目次
セックストイが持ち込めない国がある?
カップルで海外旅行をする際は、セックストイの取り扱い方に注意する必要があります。なぜなら、国や地域によっては、セックストイの持ち込みが厳しく制限されていることがあるからです。基本的に極東アジアやヨーロッパなどへ入国する際は、セックストイの持ち込みが自由にできます。しかし、注意すべきは北米の一部地域や東南アジア、中東などの地域です。これらの地域では、セックストイの持ち込みが入国審査で発覚すると、トラブルの原因になってしまうことがあります。
もちろん、審査ではじかれたものは没収となり、持ち込むことは認められません。たとえスーツケースの中に巧妙に隠したとしても、入国審査では必ずX腺検査をするので絶対にバレてしまいます。発覚しても大問題に繋がることはまずありませんが、ごく一部の地域ではその可能性も否定できません。せっかく愛する彼と旅行へ出かけたのに、そんなことになるのは絶対にイヤですよね。そこで、まずはセックストイの持ち込みが禁止されている国や地域について、詳しく見ていきましょう。
セックストイの持ち込みが禁止されている国
旅行者は現地の法律を守らないといけません。たとえ外国人であっても、現地の法を犯せば処罰の対象となってしまいます。「たかがセックストイで大げさな……」と思われるかもしれません。しかし、一部の国は宗教上もしくは政治的な理由から、セックストイと始めとした性的な物品の所有を厳しく規制しているのです。空港の検疫で引っ掛かったからといって、当局に身柄を引き渡されるようなことはまずあり得ませんが、一部の地域では空港を一歩出れば実際に刑事罰の対象となります。セックストイの持ち込みを禁止していることで有名なのは、次の7つの国や地域です。
- サウジアラビア
- アラブ首長国連邦(UAE)
- タイ王国
- ヴェトナム
- マレーシア
- モルディヴ
- アメリカ合衆国アラバマ州
主に中東や東南アジアの地域に集中していますね。それでは、上記の国や地域へのセックストイの持ち込みが禁止されている理由について、簡単に見ていきましょう。まず、サウジアラビアやアラブ首長国連邦は、イスラム法を厳格に守っていることで有名な国々です。こういった地域では、セックストイを始めとした「猥褻物」は、刑事法によっても厳しく処罰されています。旅行者が持ち込もうとした場合は必ず没収されますが、基本的にはそれ以上の問題には発展しないようです。
タイ王国やヴェトナム、マレーシアのような東南アジア諸国は、主に政治的な理由からセックストイのような猥褻物の所有、および持ち込みを禁止しています。タイ王国やヴェトナムでも基本的には没収されるだけですが、マレーシアの場合は注意が必要です。マレーシアではセックストイはもちろん、猥褻な本や絵などを所有しているだけでも、3年以下の懲役もしくは罰金が科せられることがあります。旅行者が入国審査で引っ掛かった際にも適用されるわけではないと思われますが、東南アジアではマレーシアに特に注意が必要です。
南アジアの島国モルディヴは人気のリゾート地なので、カップルでこれから訪れる予定だという人もいるかもしれません。しかし、セックストイの持ち込みだけではなく、ポルノ雑誌やビデオなどの持ち込みも厳禁です。もし所有している場合は没収となります。アメリカ合衆国では基本的にセックストイの持ち込みは自由ですが、アラバマ州だけは例外です。この地域では1998年に施行された「Anti-Obscenity Enforcement Act(猥褻禁止法)」により、性的な物品、特に人間の性器を刺激するグッズの所持が禁止されており、刑事罰の対象となります。様々な理由からアラバマ州は旅行先として推奨できる地域ではないので、避けるようにしましょう。
無断で持ち込むと別室行き?
前述した7つの国や地域ではセックストイの所持自体が規制されているため、旅行者がセックストイを持ち込むこともできません。また、これらの地域ではそもそも法律上の規制があるため、税関などでの申告の有無に関わらず、いかなる場合でも持ち込むことは不可能です。そのため、入国審査や検疫でセックストイの所持が判明した場合は、即座に没収となります。安価なものだと諦めがつきやすいですが、それが高価な多機能電動グッズなら絶対に没収は避けたいですよね。
しかし、セックストイであることを隠そうとしたり、言い逃れをしようとしたりした場合は、セックストイの没収だけでは済まないかもしれません。いわゆる「別室送り」になり、入国審査官の執拗な質問攻めにあってしまうでしょう。そもそもなぜ入国審査で所有物を没収されたり、別室送りにされたりするのかというと、現地の治安を乱すことを防ぐためです。不思議な感じがするかもしれませんが、前述したように一部地域では、セックストイは悪いものとして扱われています。そのため、違法なものを持ち込もうとしたとして判断されてしまうのも、仕方がないことなのです。
基本的にはセックストイを持って入国しようとしたからといって、それだけで別室送りになることはありません。しかし、他の荷物にセックストイを包むなど、入れ方によってはこっそり隠して持ち込もうと判断されてしまうことも。特に、セックストイについて質問されたときに誤魔化したり嘘をついたりすると、怪しいと判断されて別室へ送られる可能性も高まるでしょう。特に、セックストイを複数所持している場合は「販売目的」と判断されてしまうこともあり、面倒なことになってしまうかもしれませんよ。
セックストイの持ち込みが禁止されている地域では、所持だけではなく販売も規制されています。そのため、単なるセックストイを持ち込もうとしただけで、まるで麻薬の密輸犯のように扱われてしまうことも。別室では入国目的や滞在先、普段の生活などを事細かに聞かれます。何十分もしつこく質問攻めにされると、心身ともに疲れ切ってしまいますよね。ほとんどの場合はセックストイの没収だけで済みますが、旅行の気分は台無しになってしまうでしょう。こんな事態を避けるためにも、事前にしっかり対策を練っておく必要があるのです。
旅行先でセックストイを楽しみたい時の対処法
セックストイは世界中どこでも持ち込むことができるわけではありません。セックストイなど性的な物品の所持が規制されている国や地域では、外国人が持ち込むことも認められないのです。そのため、旅行先でもセックストイを使用したい場合は、事前にしっかり調査しておく必要があります。もしまだ旅行先を決めていないのであれば、検討中の国にセックストイを持ち込むことができるかどうかに調べてみましょう。どうしてもセックストイを使いたいなら、持ち込みの可否も旅行先の選定要素に加えるのもひとつの手です。
旅行先がすでに決まっている場合は、その国でセックストイの持ち込みができるかどうかを調べてみましょう。持ち込み可能なのであれば、基本的に没収されることはありません。飛行機の搭乗手続きのときの保安検査を通過することができれば、旅行先でもセックストイを使うことができるはずです。海外旅行時もカップルでセックストイを使うためには、これらの点をよく考慮しておく必要があります。面倒な感じがするかもしれませんが、旅行債の選定や持ち込み可否の調査について、それぞれで重要なポイントを詳しく見ていきましょう。
旅行先の選定
まだ旅行先が決まっていない場合は、旅行先の候補をいくつか用意して、そのうえで最終的な選定を行うはずです。現地の観光地の魅力や質、雰囲気や気候、物価や治安など、個々の価値観に応じて選ぶことになるでしょう。それらの選定要素に「セックストイ規制」も含めてみるというのも、ひとつの方法です。あらかじめセックストイを持ち込めることが確実なのであれば、入国審査で没収されてしまうようなことはないでしょう。問題は、検討中の旅行先で禁止されている場合です。
モルディヴのようなリゾート地はとても魅力的なので、ぜひ訪れてみたいと思うでしょう。しかし、この国では肝心のセックストイの持ち込みが禁止されています。とはいえ、アダルトグッズの持ち込みができる他の国よりも、こちらの方が魅力的だと感じる場合もあるはずです。その場合は旅行の楽しみと、セックストイを天秤にかけることになります。しかし、そもそもセックストイありきで、旅行先を選んでいるわけではありませんよね。セックストイは諦めてしまう方が、旅行を楽しめるかもしれません。
出発前に持ち込みの可否を調べる
すでに旅行先が決まっている場合は、出発前に必ずセックストイの持ち込み可否について調べておきましょう。前述した7つの国や地域では明確に禁止されていますが、各国の法律は流動的に変わるので、他にも規制しているところがあるかもしれません。各国大使館のウェブサイトには、自国への持ち込みが禁止されているものについて、詳しい記載がされているはずです。そういった情報を事前に確認しておくと、セックストイを持ち込めるのかどうか分かります。もし禁止されている場合は、どのような手段を用いても持ち込むことはできません。
ただし、その国で持ち込むことができても、国内の一部地域にだけ禁止区域があるかもしれません。最も分かりやすい例はアメリカ合衆国のアラバマ州です。無事にアメリカへ入国できたとしても、その後でアラバマ州に訪れたときに面倒なことになるかもしれません。アラバマ州は全米で最もキリスト教的価値観が根強い地域なので、宗教上のタブーとされているセックストイの持ち込みは極めて危険なのです。刑事罰の対象となってしまうこともあるでしょう。もちろん、セックストイの所有が見つからなければ問題ないのですが、そういった危険性に注意を払うことも大切です。
前述したように、セックストイを旅行先の国で持ち込めないと決まっている場合は、入国審査時に没収されてしまいます。入国審査官も禁制品をメインに調査するので、大人のおもちゃの所持がバレないことはないでしょう。没収されたものを取り返すことはできません。特に、高価なセックストイの場合は、大きな損失となってしまうでしょう。そのため、旅行先へセックストイを持ち込めないことが分かったら、残念ですが諦めてセックストイなしで旅行するしかありません。
飛行機へ乗る時のセックストイの持ち運び方
もし旅行先でセックストイの持ち込みが規制されていないことが分かっても、それだけで必ず旅行先でセックストイを使えるとは限りません。なぜなら、飛行機に搭乗する前には「保安検査」があり、セックストイがそれを通過する必要があるからです。何か不審な点があると判断されれば、たとえセックストイ自体は禁止されていなかったとしても、やはり没収されてしまいます。次の3つの点に注意して荷造りを行うようにしましょう。
- 必ず受託手荷物に入れる
- バッテリーや電池は外しておく
- セックストイの表示ラベルを貼る
セックストイは機内持ち込み手荷物に入れてはいけません。場合によっては危険物として判定されますし、ローションの機内持ち込みは不可能だからです。さらに、受託手荷物に入れる場合でも、バッテリーや電池を必ず外して、ローターやバイブレーターなどが作動しないようにしてください。空港での保安検査を通過しやすくするために、セックストイをまとめて入れた容器などに「セックストイ」と表示ラベルを貼るのも有効です。
受託手荷物に入れる
セックストイは機内持ち込み手荷物(キャリー)ではなく、必ず受託手荷物、つまり機内に持ち込まずにあらかじめ預ける手荷物に入れておいてください。特に問題になるのが「バイブレーター」や「ディルド」です。これらのグッズは長さが最低でも10cmはあり、長いものだと15cmを超えます。アメリカなど一部の国では保安検査が非常に厳しく、長い棒状のものは「鈍器」と判断されて持ち込みを拒否されることがあるのです。もちろん、「手錠」や「ロープ」などのSMグッズも、機内で他人に危害を及ぼす「危険物」として判断され、排除されてしまうかもしれません。
セックストイを使用するときは、多くの場合でローションも一緒に使用するはずです。しかし、ローションは機内に持ち込むことができません。なぜなら、持ち込み手荷物には液体の「100ミリリットル(3オンス)」ルールがあるからです。保安上の理由から、機内に液体を持ち込む場合は、100ミリリットル以下の容量の容器に入れて、さらに容量1リットル以下のジッパーつきプラスチック製袋に入れる必要があります。非常に面倒なことなので、ローションはセックストイとまとめて、必ず受託手荷物に入れるようにしてください。
ただし、受託手荷物に入れる場合も注意が必要です。セックス関連グッズはバラバラに入れず、必ずひとつのケースにまとめて入れましょう。なぜなら、X線検査でセックストイが「不審物」だと判定された場合は、受託手荷物を個別に開けて検査を行うからです。検査担当官の汚い手でセックストイに触れられたくない場合は、プラスチック製の透明なビニール袋やバッグに、セックストイやローションなどをまとめて入れるようにしてください。こうすれば、いちいち容器を開けてセックストイを汚されることなく、保安検査を通過させることができるでしょう。
バッテリー/電池は外しておく
セックストイを受託手荷物にまとめて入れる場合、バッテリーや電池は必ず外しておくようにしてください。なぜなら、振動や衝撃などが生じた際に、思わぬタイミングでグッズの電源が入ってしまうことがあるからです。もしスーツケースがブルブルと震えていたり、バイブの「ブーン」という音が聞こえていたりすると、爆発物と判断されて荷物が排除されてしまう可能性があります。ひどい場合はテロ事件の疑いで空港が閉鎖されるなど、大変なパニックになってしまいかねません。
そのような事態を避けるために、電動式のセックストイからはバッテリーや電池を外して、受託手荷物に入れるようにしましょう。ただし、リチウムイオン電池は受託手荷物に「入れない」でください。リチウムイオン電池を単体で受託手荷物に入れることは禁止されているため、必ず「機内持ち込み手荷物(キャリー)」に入れる必要があります。なぜなら、貨物室の急激な気温や気圧の変化によって、リチウムイオン電池が発火してしまう恐れがあるからです。実際には多くの人がバッテリーを受託手荷物に入れているようですが、これは危険な行為なので止めましょう。
また、もしセックストイとバッテリーが一体化していて、バッテリーを外せない場合は、バッテリーを使い切ると電源が入らないようにできます。旅行当日まで毎日エッチでグッズを使って電池を使い切るのも良いですし、数時間電源を入れっぱなしにして電池を使い果たすのでも構いません。もし電池式の場合は、現地で電池を別途調達しても良いでしょう。電池の規格は基本的に世界共通となっているので、どこでも手に入ります。保安検査で引っ掛かったり、航空機の安全な運航を妨げたりすることがないように、電動式のバッテリーや電池の取り扱いにはご注意ください。
セックストイのラベルを貼る
受託手荷物は空港のカウンターで預けた後、そのままの状態で目的地に到着するわけではありません。途中でX線による検査が行われます。その過程で何やら怪しいものが入っていると判断されると、個別に荷物を開けて調べられてしまうことも。そんなときに、何が入っているか分からないと、セックストイをいちいち細かく調べられるかもしれません。大切な性器に使うセックストイを、どこの誰か分からない人に触られるのはイヤですよね。何だかとても汚い感じがしてしまいます。
そこで、セックストイをまとめて入れてあるケースやバッグなどに、「セックストイ」と書いたラベルを貼っておくと、担当者にも分かりやすくなります。ただ、やはり中身が分からないと開けて触られる恐れがあるので、できれば透明なケースや袋に、すべてのセックストイをまとめて入れておくのがおすすめです。こうすれば、いちいち中身をいじらなくても丸わかりになります。こういったテクニックを活用すると、入国審査のときの手荷物検査でも、スムーズに進めやすくなるでしょう。
入国審査を行うときも、必要に応じて荷物のX線検査や、実際に荷物を開けて検査を行うことがあります。そのときに、やはり「セックストイ」と書いたラベルが貼られていたり、外から見て分かる透明な袋に入れておいたりすると、検査官が見てもすぐに分かるはずです。また、透明な袋に入れておくと透明性が出るので、隠そうとする気がなく堂々としていることをアピールできます。こうした堂々とした態度は好印象を与えるので、もし検疫に引っ掛かってしまったときも落ち着いて対処するようにしましょう。
セックストイが検疫に引っかかったら?
旅行先でセックストイが禁止されていなかったとしても、空港の保安検査や入国審査、検疫などのタイミングで引っ掛かってしまうことがあります。特に、電動式のセックストイには金属部品が使われていることが多いので、金属探知機に引っ掛かってしまうかもしれません。ただ、特に問題は起きないので安心してください。それが単なるセックストイだということが分かれば、すぐに検査を通過することができます。
例えば、ノートパソコンにはたくさんの金属部品が使われていますが、問題なく検査を通過することができます。これは、個別にX線検査に通して、内部に危険物や禁制品が仕込まれていないことを確認するからです。同様のことがセックストイでも行われることでしょう。近年では多くの人がセックストイについて認識しているので、禁制品でない限り没収されるようなことはありません。
ただ、明らかにセックストイだとは分からないような、特殊な形状をしたグッズの場合は何らかの説明を求められるかもしれません。また、特殊なガジェットが仕込まれたようなものは、保安上の理由から持ち込みを拒否されてしまうこともあります。例えば、リップスティックやペンのような形をしたバイブレーターや、遠隔操作ができるようなリモートセックストイなどです。電動グッズくらいなら問題ないでしょう。
否定しない
もし保安検査や入国審査などで引っ掛かってしまった場合でも、セックストイであることを否定してはいけません。「セックストイではない」「知らない」「持ち込んだ覚えはない」などというと、怪しい人物だと断定されて別室送りとなるでしょう。これはセックストイの持ち込みが禁止されているかどうかは関係なく、セックストイでも他の物でも同じことです。入国審査官には、怪しいと判断した人物を調査したり、不審な物品を没収したりする権利があります。単なるセックストイでも旅行者の態度や応答内容によっては、別室送りの対象となることがあるのです。
別室送りになると、本当に麻薬を持ち込んで摘発されるような人と同等に扱われてしまうので、かなり不利な扱いを受けてしまいます。ひどい場合は、セックストイの中に麻薬などの違法なものを隠しているのではないかと、あらぬ疑いをかけられてしまうこともあるでしょう。入国審査官には性格の悪い者もいるので、セックストイの没収だけではなく、罰金も科せられてしまうかもしれませんよ。質問されたときにごまかすことには、こういったリスクがあるのです。では、別室送りにならないためには、どうすれば良いのでしょうか。
それはとても簡単で、すべて正直に話すだけです。「エッチのときに使うのよ」とはっきり答えましょう。もじもじして黙っていたり、ごまかそうとしたりすると、間違いなく悪印象を与えてしまいます。何かやましいことがなければ、隠す必要など全くないからです。入国審査官としては、旅行者が危険なものを所持していないことが分かり、自分が職を失うことさえなければ、他のことには興味がありません。無駄な時間と労力を使わないために、恥ずかしがらずに「これはセックストイです」と伝えましょう。前述したように、セックストイが禁制品に指定されていない限り、没収されることはまずありません。
旅行先でのセックストイの保管方法
無事にセックストイを持ち込むことができたとしても、他にも注意すべき点があります。それが旅行先でのセックストイの保管方法です。セックストイはホテルなどの宿泊先に保管して、観光中に持ち歩かないようにしてください。セックストイはエッチするときに使うものなので、普段持ち歩く必要はないはず。高価なグッズなどでセキュリティが気になる場合は、部屋に備え付けてある金庫に入れておくとまず安全です。
観光中にセックストイを持ち歩いてはいけないのは、あらぬ疑いをかけられないようにするためです。国や地域によっては、旅行者と思われる人に警察官が職務質問をすることがあります。場合によっては手荷物の検査をされてしまうこともあるでしょう。そんなときにセックストイが見つかったら、あれこれ質問されてしまうかもしれません。特に、アメリカのアラバマ州のように、セックストイの所持が違法である国もあるので危険です。
また、海外旅行をする際はロストバゲージや荷物の盗難などで、紛失してしまう可能性が常にあります。そういったリスクを配慮して、海外旅行へは高価なセックストイは持っていかないようにするのが賢明です。特に、治安の良くない国では、手荷物の検査員が荷物を盗むケースもあります。そのため、海外旅行へセックストイを持っていく場合は、無くなってしまったとしても後悔がないようなグッズを選ぶことも、大切なことだと言えるでしょう。
まとめ
今回は、海外旅行時のセックストイの取り扱いについて、特に重要なポイントを解説しました。ほとんどの国ではセックストイの持ち込みは自由ですが、残念ながら一部の国や地域では、セックストイが禁制品扱いとなっているため持ち込むことができません。もしそういった地域にセックストイを持ち込もうとしても、入国審査などの検査で没収されてしまいます。あらかじめ旅行先で持ち込みが禁止されているものについて調べて、もしセックストイが該当する場合は諦めるしかありません。
セックストイの持ち込み自体は可能でも、飛行機の搭乗手続きを通過するために注意すべき点もあります。まず、セックストイは機内に持ち込まず、必ず受託手荷物に入れるようにしてください。電動グッズはバッテリーを外して、リチウムイオン電池は機内へ持ち込みましょう。手荷物検査をスムーズに通過できるようにするために、セックストイをすべてまとめてひとつのケースに入れて表示ラベルを貼ると効果的です。検査時に開封されて触られるのを防ぎたい場合は、透明な袋やケースにまとめて入れて、開封せずとも中身が見えるようにしておきましょう。
セックストイには金属部品が使われているため、金属探知機に引っ掛かることがあるかもしれません。場合によっては何らかの理由でセックストイについて質問されることがありますが、そのときは絶対に嘘をついたりごまかしたりしてはいけません。セックストイであることや、カップルでのセックスで使うことをはっきり伝えましょう。セックストイが現地で禁制品となっていない限りは、基本的に持ち込んだグッズが没収されることはありません。今回ご紹介した知識を踏まえて、海外旅行でも堂々とセックストイを持ち込んでみましょう。